第6回情報教育フォーラム

第6回情報教育フォーラム

第6回情報教育フォーラムが、1996年8月23日(金)大阪電気通信大学で開かれました。厳しい残暑にもかかわらず、80名近くの方々が集まり盛大にフォーラムを行うことができました。教員だけでなく、企業、行政、自営業その他さまざまな職種の方々が参加され、熱心に耳を傾けてくださいました。また、例年の盛り上がる「Beer&Talk」ですが、今回も、講師の方々はもちろん、フォーラム参加者のほとんどが参加し、親睦の和を広げることができました。

今回のフォーラムは、「インターネット時代の教育環境」をテーマに掲げ、インターネットの教育利用について様々な切り口から報告や提言がなされ、質疑応答も行われました。講演は、海外において盛んな大学での遠隔学習の状況(鳴戸教育大学 西之園晴夫先生)、小・中学校がグループを形成し、インターネットを活用して全国的に展開している酸性雨の調査(静岡大学 永野和男先生)、B-ISDNを用いたマルチメディア環境での遠隔授業の実践紹介(大阪産業大学短期大学部 花野元哉先生)、さらにインターネットを通じての国際理解教育の実践報告(帝塚山泉ヶ丘中高等学校 辻陽一先生)など、非常に内容が濃く、ネットワークを利用した先進的な教育実践と、進むべき未来への方向性を示唆するものばかりでした。

また、午前中に開かれたインターネット接続(ダイヤルアップ接続)の実地説明にも、多数参加していただきました。境田雅明 氏(PSインターネットサービス)の非常にわかりやすい説明と、配布された解説書が好評でした。
翌日、京都にて研究会として反省会を開きました。何と研究会以外の先生方2名が飛び入りで参加され、大いに議論に花が咲きました。例年になく盛り上がり、今年の反省をすませた勢いで、来年のフォーラムの場所や形態についての話し合いに議論が発展し、ふっと気がつけば夜中の2時という有り様でした。さあ、何本のビールとウイスキーの空瓶が転がったことでしょう.........。