第123回IEC研究会議事録

日時:2000年2月20日(日) 10:30〜16:30
場所:ECCコンピュータ専門学校
司会:鍵本  書記:村田
出席者:横山、石桁、西野、新田、森本(哲)、野口、中村(民)、岩崎、
        寺川、中條、角、飯田、本庄、河俣、小山、中西、田中
欠席届:福田、高橋(参)、阿濱、西垣、岡本(進)、岡本(久)、高橋(哲)

1.諸会連絡
1) 3/ 4(土) JSiSE-W 若手研究者フォーラム(第2回)
         場所:阪大人間科学部(大阪吹田)
2) 3/11(土) 第14回学生によるコンピュ−タ利用研究発表会
         場所:京都文教大学
3) 3/21(火) JSiSE情報教育部会研究会
         場所:園田学園女子大学(2.21 申込締切)

2.諸会報告
1) 1/22(土) LINUX講習会(森本先生,西野先生)
         場所:大阪府立高専
         LINUXインストール実習ができた.講習は楽しかった.
         インストールに続く実習は時間がなくできなかった.
2) 2/ 2(水)〜 4(金)  NET&COM 21(野口先生)
         場所:幕張メッセ
          LOG管理の強化、セキュリティー管理がクローズアップ
         されていた
         大学と企業とのセキュリティー管理の違いを痛感し,大
         学でのセキュリティー教育の必要性を感じた.
          管理の集中化(コスト低下,セキュリティー強化)
         企業ではソフトやデータの集中管理化の傾向が見られた。
3) 2/19(土)〜20(日)
         情報倫理と教育フォーラム─FINE2000─(野口先生)
         場所:広島市中電ビル
         19日 午前:<第1部>情報倫理教育とは?
            午後:<第2部>諸問題とその対処法
              ─教育現場から─
               小学校低学年用コンピュータシステムの必要性
               パワーユーザ高校生の問題など
         回覧物:「情報倫理教育アンケート中間報告」
             日本学術振興会「未来開拓学術研究推進事業」「情
             報倫理の構築」プロジェクト広島
             「インターネットと情報倫理1999年度版」
                   私立大学情報教育協会
             「求められる大学の基礎的情報教育モデル」
                   私立大学情報教育協会
             私情協の2冊については野口先生が購入仲介をしてく
             ださる予定(野口先生がメールで案内)

3.話題提供(石桁先生)
1)論文「ガイダンス教育」(大学教育学会誌 No.21,vol.2)紹介,抜刷配布
2)宮城大学学長・野田一夫先生の大学教育理念の一部(教員に対するもの)の紹介
   1. 財源の50%以上は研究で稼げ!
      MIT(1988年のデータ)は大学運営財源に対する研究収入53%,
      授業料比率は20%以下
   2. 研究をそれだけやっても手厚い教育をやれ!
  関連文献:「私の大学改革」野田一夫,産業能率大学出版部,1500円.
    (1)世間の常識が通用する大学であること。
    (2)教育を第一義とする大学であること。
    (3)社会人を相手にできる大学であること。
3)上月財団情報教育研究助成が全国展開する予定
   3月には文部省から正式に認可が下りる予定.

4.本の出版について(西野先生)
1)情報倫理教育研究グループからの進捗報告
    目次と執筆分担を決めた.
    目次案の説明
    2月27日に1次原稿ができて3月初めに章責任者で会議をする.

5.勉強会(新田先生)
1)センター試験(数学)BASIC関連問題の解説と分析
 (1) 数■数A第5問を,高校指導要領(H元)と数A教科書(数研)問題との
   比較から解説
 (2) 全国大学数学入試問題(聖文社編)のBASIC関連問題20題の解説と分析
     問題中の用語,必要な知識,学力によって分類した
     プログラム作成,アルゴリズム作成の問題が意外に多い
 (3) 連合大会での発表について
     この関連テーマで連合大会に発表するかとの質問が出たが,今のと
     ころ考えてはいないとのこと.
     連合大会での発表テーマは会員全員に広く募る.

6.今後のIEC活動について
1)フォーラム
  連合大会での開催は考えないことを再確認した.
  場所と形態などは,次回IEC研究会までにメールでアイディアを募集する.
  (鍵本先生がメールで案内)
2)例会の時間と場所について
  時間:研究会として性格を強くして 13:00開始にしてはどうかとの提案があった.
   いくつかの意見が出されたが,できる限り多くの会員から意見を聞く必要がある
   との判断から,次回研究会までにメールで議論することになった.
  (鍵本先生がメールで案内)
  場所:ECC(当面ECCのご厚意に甘えるが,ECCから話があれば検討する)

7.本の紹介(田中先生)
 『大学は研究室で選べ』オバタカズユキ他,数研出版チャートBOOKS
   田中先生の研究室が紹介されています(pp.72-75)

8.次回の研究会の予定
司会: 村田
書記: どなたかお願いします.
勉強会:「帰納的推論によるWebページ作成過程の教育利用」(村田)
     科学教育学会誌に掲載予定の論文を紹介します.
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