第265回情報教育学研究会(IEC)定例研究会 議事録
                             記録者:横山 宏

日 時:2012年9月9日(日)13:30〜17:30
場 所:関学大阪梅田キャンパス 1404室
参加者:井口貴紀、石桁正士、江見圭司、奥田茂人、梶木克則、河野稔、
    工藤英男、田中規久雄、田中秀樹、中條道雄、中西祥彦、中村民明、
    正木幸子、宮野智暢、村上和繁(新規入会)、森石峰一、山室公司、
    横山宏、吉野エミ、米田謙三、
  以上20名(順不同)

見学者:水谷亮(京都情報大学院大学)、徳田隆人(京都情報大学院大学)
  以上2名(順不同)

欠席連絡者:中村州男、矢島彰
  以上2名(順不同)

司会・書記:横山宏
内容:
1.会務(諸会連絡・報告,情報回覧等)
事前にBBS(http://ml.psn.ne.jp /iec-ken/BBS/)に書き込みをお願いします。

 1)第8回情報教育合同研究会の件(IECで共催します)(by 横山)
 情報コミュニケーション学会のホームページで案内が出ますが、内容が固まれば、
 メーリングリストでお知らせします。
  日時:平成24(2012)年11 月24 日(土) 9:20〜16:50
     午前はワークショップ、
     午後はシンポジューム「情報教育をどう教えるか(仮)」
  会場:園田学園女子大学 開学30 周年記念館4 階 情報教育センター

 2)教職生活の全体を通じた教員の資質能力の総合的な向上方策について(答申)(by 横山)
 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1325092.htm
 教職6年制、教職免許3種類(一般免許:修士、基礎免許:学士、専門免許:指導者)

 3)新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて〜生涯学び続け、主体的に
 考える力を育成する大学へ〜(答申)(by 横山)
 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1325047.htm
 大学教育(学士力)の最新版

 4)国際バカロレア(IB)について(by 中條)
 6月19日に文部科学省がIBの日本語対応を推進すると発表した。
 http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/ib/index.htm

 5)参加者の自己紹介あり(見学者2名)

2.グループ枠告 「高等研」(by 村上和繁)
 1)高等研グループの活動報告について
 高等研で進めてきたプレゼンテーション教育の手法であるD-P方式について報告された。
 この手法は正木幸子先生が提案され、高等研で議論を深め、科研の支援を受け、
 研究を深めてこられたとのこと。
 D-P方式は、大学の一般教育科目で行なわれるプレゼン初心者を対象としたプレゼン教育において、
 リハーサル時でのリフレクション能力の強化をねらったものである。
 この手法では、リハーサル時に、初心者同士がペアを組み(ペアリング)、
 D役(ディレクタ役)とP役(プレーヤ役)の役割を互いに分担し、D役になったほうが
 自分の作成したプレゼン内容をP役に指示(指示と確認)して、P役が演じる様子(リハーサル代行)を
 D役が見て、D役は自分が作成した内容を反省・チェック・修正(リフレクション)し、
 最後は自分で本番発表を行なうというものである。
 3年間の実践研究を踏まえて、リハーサル時のリフレクション能力の強化に成果が見られ、
 論文や口頭発表で公開したとのこと。

 2)プレゼン・ワークショップについて
 大学でプレゼンを体験する機会は、スタンダード・カリキュラム、エクストラ・カリキュラム、
 クラブ活動、各種イベントなどいろいろあるが、普通の学生が「プレゼンをやってみようかな、
 学んで見ようかな」と気軽に一歩踏み出せる
 「学びの場」として、社会人基礎力を意識した学生発表会を企画し、実施している(2011/12、2012/6、2012/12予定)。
 参加した学生や教員からは、「一歩踏み出せたようだ」と好評を得ている。

Q&A D-Pのコンセプトや、学生発表会の企画意図に関して、10件余の質疑応答があった(内容省略)。

3. 自由枠「国際バカロレア(IB)について」(by 中條道雄)
 文部科学省は、海外の大学入学資格として世界的に展開されている「国際バカロレア(IB)」の
 日本語対応を推進すると発表した。グローバル人材育成の一環として、
 国内の学生に留学しやすい環境を作ることがねらいだ。
 http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/ib/index.htm
 オリジナル資料とは異なりますが、概ね以下の内容です。
    1. 国際バカロレアとは
    2. 国際バカロレアの認定校
    3. 国際バカロレアの3つのプログラム
    4. 国際バカロレアの認定校になるためには
    5. 1条校が国際バカロレア認定校になるに当たっての留意事項
    6. 国際バカロレア資格の取得状況
    7. 我が国の大学での取扱い
    8. 諸外国の高等教育機関における取扱い
    9. いくつかの疑問点・研究課題

Q&Aは複数あったが、詳細は省略する。
 例)なぜ、文部科学省がIBを推進するのか、その意図は何か?
   -->いろいろな憶測が飛び交った。
     例:いずれセンター試験に置き換えたい???

4. 12月の「勉強会+忘年会」について
 1)フォーラムではなく、12月時期(第一日曜日)に数年前まで行なっていた
「勉強会+忘年会」とすることを確認した。

「勉強会」の内容案
 ・身内の勉強会であり、公開ではない。
 ・グループ発表OK(こだわらない。ノルマではない)
 ・勉強テーマを募集する--->11月頃まで可能
   セミナーも可
   自由テーマの勉強会も可
   小話題の連続討論会(ある話題の尻馬にのって、どんどん展開して
      いくのもあり--->相当、力がいるかも)
 ・講演会はしない。
 ・費用も発生させない。

 2)12月2日(第一日曜日)10:30〜17:00「勉強会」
  14F 1406室(45人) 会場確定

 3)「忘年会」 17:30〜19:30(2時間)-->会場さがして!!!
  25人程度、立食で貸切
  @5,000円、近所(徒歩15分)
   -->ここはと思うところは、どんどん、仮予約して、
          ****************************************
        メーリングリストに流して下さい。あとで、キャンセルということで。
    (すみませんが、キャンセルは、予約者でお願いします)

5.グループの活動・成果報告(PDFファイル)をサイトにアップしてください。
  メーリングリストで、田中秀さんに連絡して下さい。
  アップされないと、今年の補助金は出ません。(4月幹事会承認)

---->現在から遡って1年分(あるいは数年分のでも可)の
   活動テーマ、活動状況が分かるもので、形式は自由です。
      なお、初中等研は、経緯を考慮して、これからの予定でもかまいせん。

以上