第3回情報教育フォーラム

第3回情報教育フォーラム
−「情報教育の在り方」および「情報活用」に関するパネルディスカッション−


 平成5年8月20日、大阪電気通信大学において、第4回情報教育フォーラムを開催しました。
  中学校において、教科教育の中の一つ、技術・家庭に「情報基礎」として、本格的に情報教育が実施されはじめました。これまで、IEC研究会では、中学校・高等学校における情報教育や、大学等での情報教育の展開を総合的に研究してきました。何故技術・家庭なのか、そこに問題はないのか、何を教えていくのかについて論議されました。
 今回のフォーラムでは、「詰め込みすぎてコンピュータ嫌い作る可能性が高い」や、この時点では「未整備や進学教育に影響されて、相当数が授業を受けられない」などの指摘があり、情報教育が始まったばかりの中での混乱が浮き彫りにされました。また、翌年から始まる高等学校では、各教科の中でコンピュータ利用や情報教育が行われる事となっているが、大学での情報教育をも考慮した、アーティキュレーション(校種間接続)をどう図るかが、ポイントとなって来るとの指摘がされました。
 フォーラムに先駆け、先生のための情報教育研修が大阪府立工業高等専門学校で開かれ、少し高度な表計算やグラフ作成、OS(Windows、UNIX)の研修を行いました。