第180回IEC研究会 日時:2005年1月10日(月・祝) 13:30〜17:20 場所:関学大阪梅田キャンパス 大阪市北区茶屋町19−19 アプローズタワー14階 電話:06−6485−5611 http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/ 司会:矢島 書記:松下 出席者 矢島、石川、中村(民)、新田、松下、河俣、河野、工藤、田中(規)、大森、下倉、金田、西本、江見、田中、中條、 見学:荒木 研究報告 石川高行先生(大阪国際大学) 題目:computer network に関する教育内容と実践報告 内容:TCP/IP, POP3, HTTP などの protocols を教えるには どのようなことを教育内容とすべきか、また高校生に対する実践授業の報告 北海道の商業高校(学力的には底辺校)における実践授業 簡単なやり取り(二人1人で) 自己紹介(サーバ係、クライアント係などグループでの実践) 未実施のものもいくつかある。 サーバのプログラムをインストールするなど *結論 多機能なアプリケーションよりも単純なプログラムで通信の原理を実感するほうが良い。 実施環境によって学習内容が制限。 ←管理が外部委託のために勝手にインストールできない。 質問・意見など ・ pingなどのときに数字で打つか、名前で打つか?それらの違いや仕組みなど深くまで教えたのか?→正規の授業時間以外でやっているので時間的に足りない。 ・生徒の予備知識は?→ほとんど知らない。基礎的なオフィスアプリケーションくらい。 ・サーバ係/クライアント係の交代があったほうが良かったのでは?→できたらよかったが時間が足りなかった。 ・DNSを内容に盛り込まなかったのか?情報Cではどの教科書でも出てきているので重要な分野になっているのでは?→時間が足りなかった。 ・大学でもネットワーク教育は難しい。座学では結構やっているが、実践では難しい。教室内LANが構築できていることが前提。 ・ 仕組みをどこまで理解する/教えるのか?→フルに教えたらこれくらいだと示すのと同時に、時間数が制限されているならどれくらいということを示すのが理想。 ・商業科と普通科との違い ・この授業を受けて1人でも何かに目覚めることがあれば、それはそれで教育効果があるといえるのではないか? ・実際閉じたネットワークを構築してその中で色々自由に試行錯誤をさせると面白いのではないか? グループ報告→なし 情報教育に対する「私の主張」について *出された主張における分類について 実践・具体的なもの⇔理念的なもの 学校種別(中・高・大) 主張を出された各人から3〜5分で趣旨説明。 各人の主張、出版に向けての話し合い。 情報教育は専門教育か一般教育かという議論。 とりあえず皆さんの意見を出してもらったので,今度は(出版に向けて)対象がどういったところかを絞り込むことが必要になった段階。 編集委員で少し協議した後,次回のIECでも継続して話し合い。 連絡・報告など ・JSiSEの研究会 3月12日(土曜) 発表締め切り14日まで大丈夫。 テーマ「情報教育の実践と評価」詳しくはHP ・情報倫理(実教出版)印税でJADIAEの加入金、年会費を支払いたいと思いますが?→高橋先生欠席のため不明 ・JSiSE(関西支部)の研究会 第19回学生によるコンピュータ利用研究発表会 3月5日(土) 発表締め切り2月初頭まで大丈夫。 ・2月19日(土曜) 千里金蘭大学にて実況出版主催で 高校の先生向け 教育実践ワークシップ開催 ・1月22日(土曜) 情報教育講演会 帝塚山大学(生駒)にて2時から5時。 回覧 ・『ケータイリテラシー』下田博次、NTT出版 その他 ・大阪成蹊大学 助手募集 次回について ・第6グループ報告 ・情報教育について「私の主張」の議論継続