第197回IEC研究会議事録 日時:2006年7月9日(日) 13:30〜17:00 場所:関学大阪梅田キャンパス 大阪市北区茶屋町19−19 アプローズタワー14階 電話:06−6485−5611 http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/ 司会:阿濱 書記:矢島 出席者:西野、矢島、新田、高橋、下倉、金田、阿濱、野部、長、秋山、角南、中條、野口、西本、石川、河野、石井、中西、江見、田中(規) 内容: 1.会務(諸会連絡・報告,情報回覧等) 事前にBBS(http://bbs.psn.ne.jp/iec-ken/iecall/)に書き込みをお願いします。 欠席届もBBSにお願いします。 [諸会連絡] 7月26日〜28日 東京ビックサイト e-Learning World 28日は大谷先生の出展あり 7月30日 13:30〜17:00 専修大学神田キャンパス JSiSE 情報教育特別委員会 教科情報大学入試フォーラム 平成18年度教科情報入試報告 15大学分 7月23日 14:00〜17:00 千里金蘭大学 情報倫理グループ研究会 9月16日 摂南大学 電子情報通信学会(ET) 8月27日 千里金蘭大学 飛行船制御プログラム企画あり 11月11日 常磐学園大学 教科情報Bイベント 飛行船を飛ばす 9月2日 香川大学 JSiSE若手の会 8月23日〜25日 大阪経済大学 JSiSE全国大会 初日Workshop 新課程学生対象診断テストについて 8月3日〜5日 立命館大学 PCカンファレンス 8月5日〜6日 小樽桜要高校 数実研夏季セミナー 江見先生講演あり 8月26日〜28日 箱根 SSS2006 [回覧物] 2006年度数学教育学会夏季研究会(関西エリア)プログラム 教育システム情報学会研究報告 2006年7月8日 グリッドコンピューティングを用いた問題解決能力の育成 関西学院高等部丹羽時彦 [報告] 6月25日 京都教育大学 数学教育学会夏季研究会 6月24日 JADIE全国大会40件強の発表 6月25日 大阪大学 JSiSE 日英セミナー 7月8日 信州大学 JSiSE 第2回研究会 e-Learning関係発表 2.研究報告 (グループ枠・60分) 「初中研」グループ 「桃谷高等学校についてのカリキュラムの紹介」 配付資料 科目シラバス冊子 桃谷高校案内 単位制高校における「情報科」の問題点 ・高校の特徴 通信制あり、定時制あり(1部、2部、3部) 学年進行カリキュラムなし 履修順は原則自由(文科省による縛りのみあり) 中卒即入学、編入、転入など多様な学生 ・展開されている情報科目について 情報A 前期・後期ともあり 情報C 前期のみ 情報B 後期のみ 自由に履修できるため全授業に初心者が存在する ・改善案 案1:情報Aを履修してから情報B・情報Cを履修させる 案2:情報Aのみ+専門科目情報 案3:情報Aのみ+学校設定科目 質問 「なぜA,B,Cと3科目とも開講しているのか」→「通信制もあるので多くの科目が必要」 意見 「情報B・CでAと重なる部分は省く形にしたらどうか」 「補習科目を用意して、その上にA・B・Cをおいたらどうか」 「シラバスに基礎はやらないことを明記したらどうか」 「最初の10分をドリル形式にしたらどうか」 「Aが基礎でBCがオプションという扱いにしたらどうか」 「A必修でその他は学校設定科目にする」 「情報BCのシラバスに『情報A履修相当の能力を持っていることがのぞましい』と書く」 (自由枠・60分) 自由発表枠は,石川先生(大阪国際大) 「 実習補助を目的とした動画活用、及び携帯型端末による今後の動画活用の可能性」 ・大阪教育大学の実習「物理実験」において動画を補助的に活用した 実践結果 ・動画視聴が可能な携帯型端末の所持率 (1〜2年次学生で調査) 携帯型動画端末を教育に活かす 大阪教育大学「物理学実験」 15名程度の受講者 光電池が直列つなぎで電圧が減ることを体験させる実験 ・学生からの意見 作業工程は分かるが理論は分かりにくい 復習になる 意見 「実験に記録係の学生に動画を撮影させたらどうか」 「実験の報告書自体がマルチメディアにしたらどうか」 「携帯で撮影させてはどうか」 「工学部生対象と教育職志望者対象で動画の意味が違う」 「危険を伴うものに対しては事前説明が必要」 「間違い集を作成してはどうか」 「音声なしでも分かるようにすれば聾学校でも使える」 携帯動画変換君の対象となっている機種の保持率および動画再生体験率を調査 80%以上の学生が動画再生可能(2年以内に機種変している) 高橋先生(千里金蘭大学) 初等中等教育における情報教育カリキュラムに対するアンケート結果について報告 Justsystemのテキストマイニングを用いて解析 小学校カリキュラムについて 「モラル」をキーワードにした人は賛成が多い 「時間」をキーワードにした人は反対が多い 中学校カリキュラムについて 「情報」「中高」では賛成が多い 高校カリキュラムについて 「ばらつき」「科目」に関する記述では賛成が多い 3.その他 今後の活動について ・フォーラムについて 11月に向けて準備を進めていく (案) 90人部屋で研究発表会・200回記念本に関する発表 部会長がフォーラム実行委員 次回9月 グループ枠は数理研グループ 自由枠は中西先生