第199回IEC研究会 議事録 日時:2006年10月8日(日) 13:30〜17:00 場所:関学大阪梅田キャンパス 大阪市北区茶屋町19−19 アプローズタワー14階 電話:06−6485−5611 http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/ 司会:下倉先生 書記:西本 出席者(敬称略):荻野,下倉,村田,中條,中村,工藤,野口,河野,高橋,秋山, 新田,中西,矢島,江見,田中(規),西本,石川,野部 届出による欠席者(敬称略):石桁,横山,金田,長,河俣,飯田,田中(秀),福田 (真),正木 見学者(敬称略):奥田,大島 内容: 1.諸会連絡(諸会連絡・報告,情報回覧等) <すんだもの> 10月6日(金)13:00〜17:30 メディア教育開発センター研修講座 インストラクショ ナルデザイン入門セミナー(第2回)→江見先生参加 http://www.nime.ac.jp/KENSYU/ (回覧物)研修講座テキスト『実践インストラクショナルデザイン』内田実 著 東京 電機大学出版局(2005) 研修講座のビデオもwebにアップされている http://p4web.nime.ac.jp/p4web3/public asp 9月16日(土)10:00〜16:15 電子情報通信学会教育工学研究会(ET) 摂南大学→倫 理研Gなど,IECメンバーも複数参加 (プログラム)http://www.ieice.org/ken/program/index.php?tgs_regid=f019ab26c84 038f0a6d0efb82c4c95cffe85b41bc12dda8d4904fcfe42ff726d&tgid=ET&lang= <これから> (学会・研究会等) 11月11日(土)13:30〜17:30 JSiSE関西支部 初等・中等教育の部研究会 常磐会学 園大学 飛行船(マジカルスプーン)もあり http://www.jsise.org/jsise-w/ (pdfファイル)http://www.jsise.org/jsise-w/2006-K12.pdf 11月10日(金)・11日(土) 関西学院大学 総合政策学部 リサーチ・フェア 関西学 院大学神戸三田キャンパス 伊丹市立伊丹高等学校,兵庫県立三田祥雲館高等学校との高大連携,伊丹商店街活性化 プロジェクトの発表など http://www.r-fair.info/ 11月25日(土) ゲーム学会5周年全国大会 大阪電通大 発表申込締切10月27日(金),原稿締切11月4日(土) http://www.dmic.org/game/first.shtml 11月24日(金)・25日(土) 平成18年度情報教育研究集会 広島大学 発表申込等は済んでいる 参加申込は現在受付中 http://conf2006.media.hiroshima-u.ac.jp/ 12月9日(土) JADIE第3回フォーラム 東京(内容・場所は未定) 12月9日(土) 発達障害に関する講演会とシンポジウム(主催:関西学院大学総合教 育研究室) 関西学院大学上ヶ原キャンパス 発達障害者支援法の施行,特別支援教育 の開始を受けて (公開講座等) 10月14日(土)14:30〜16:30 インターネット安全教室 大阪工業大学 (CD-ROM回覧 ) http://www.jnsa.org/caravan/2006/1014_osaka.html 10月26日(木)10:20〜17:00 JNSA 西日本支部主催セキュリティセミナー 『日本版S OX法に求められる情報セキュリティの役割』 http://www.jnsa.org/2006/seminar/20061026/index.html 大阪成蹊大学 公開講座 10月25日(水)18:00〜20:00 「GISで商売繁盛!−GISマーケティング最前線−」 12月2日(土)13:00〜17:00「甦(よみがえ)る大阪」 (詳しくは)http://www.osaka-seikei.ac.jp/seikei-daigaku/univ_manage/komiste/c h3/index.html 10月25日(水) 12:00-17:30 大学実践ソリューションセミナー in 大阪(内田洋 行) http://www.uchida.co.jp/seminar/061025/index.cfm その他,会員に広報したい行事はBBSに投稿してください http://bbs.psn.ne.jp/iec-ken/iecall/ <製品紹介> 「Winny」の検知・停止機能を搭載した,指紋認証付きUSBフラッシュメモリ ’WinnyLo ck’(256MB) http://www.securedesign.jp/old/news_0600606.html <回覧物> 月刊生徒指導 2006年10月号 特集:ゼロ・トレランスとは何か 総合教育技術 2006年9月号 特別支援教育 こころの科学 2006年9月(129号) 「PTSD」 実教出版 高校「情報A」教科書(19年度用見本→次の学習指導要領を視野に入れた) →情報AからB,Cに移行すると思われたが,H18年度の教科書採択状況を見ても,H16,H 17とほとんどAが圧倒的(75%程度)に多い;H19も同様 情報モラル小冊子(小学生版,中学生版)→出席者には配布 <見学者> 大阪国際大学非常勤 情報教育担当 大島淑恵先生 神戸市立星陵台中学校 技術科 関学総合政策学部大学院進学予定 奥田真司先生 2.研究報告 (グループ枠・60分) 倫理研グループ 高橋参吉 先生 「初等中等教育における情報モラル教育のための教材開発」(高橋・阿濱・村田,9月1 6日のETで発表) 情報モラル小冊子作成の話(倫理研GとJADIEの委員会の共同) 情報倫理教育(情報モラル教育)を通常モラル教育に組み込もうという動きがある(し かし,それは適切でないと思われる) 発達段階に即した・系統性を重視したものを作成 家にもって帰って保護者と一緒に読んでもらえるものを 学校教育のための教材:情報モラル・情報倫理教育を効果的に行うための教材 家庭教育のための教材:情報社会の光と影について親子で読めるもの 教材の配布方法:インターネット上のマルチメディア教材/冊子・プリント形式の印刷 物による教材 高等学校 教科書副読本(情報倫理)の学習内容(9つのカテゴリー)に対応した内容 で中学校・小学校版を作成 小学校における情報モラル教材 →印刷教材のメリット:復習が容易;どこでも学習できる;学習者のペースで学習でき る;特別な機材が不要;従来の授業形式(座学)に合わせやすい →小学校版で難しいところ:最初から「影」の部分をすることの問題;まず人間への信 頼をベースにしてから 中学校版: →印刷教材のメリット:先述の小学生版と同様;中学生の立場に立った内容を考慮 高等学校における情報モラル教材: 印刷物はあるが・・・ 印刷教材と有機的に連携した教材;e-learning教材(自学自習用),スライド教材(We bにある) 去年12月に情報モラルe-learning教材高校生版を作成(私立中高一貫校をターゲットに 何校かにテスト使用してもらっている) まとめ: 小・中・高の情報倫理教育内容の内容を体系的に指導することを重視 印刷教材としての教材開発 e-learning教材の開発 スライド教材の開発 技術が上がるとモラルが下がる?;技術は中立であってもそれをどのように使うかが問 題;技術を押さえた上で情報倫理教育を行うべきである 小冊子→各地で配布中;Ver1から今後はVer2にアップし,ゆくゆくは本にしたいと考え ている Q&A,コメント: Q:道徳教育に組み込むという話は? A:家庭教育新聞など業界紙により最近の動向を見みたところ・・・情報モラルは重要 だ→しかし,教えられる人がいない→小学校で誰が教えるか?→担任が;そのための道 筋として,情報モラルはモラル教育だ,よって・・・という流れのようである JAPET(http://www.japet.or.jp/)関連の話として Q:小学校で情報モラルを教えられるのは担任ではないか? A:u-Japan構想で,情報モラルを担当する教員を小学校に置こうという動きがあったが ・・・情報モラルは情報教育ではないという動きになると(皆で教えようという話にな ると),高校の教科「情報」内の情報倫理教育の地位が揺らぐのではないかというおそ れがある C:例えば算数は(小学校では)担任が教えているが,中・高の数学教育が揺らぐとい う問題ではない→上記議論への疑問(論理の飛躍ではないか?);きちんと体系化すれ ばよいのではないか C:佐世保の事件→命を大切に等,通常モラルの意識がきちんとあれば起こらない事件 だった;情報モラルの問題と一緒にしているところがまずい;側面は2つ C:日常モラルと情報モラルは並立(ANDの部分はあるにしても);日常モラルの上に情 報モラルが乗っているとか,包含されているわけではない(現在包含されているという 方向で話が進みつつある) C:「モラル」という言葉が問題?「情報安全」(文科省による)という言葉はどうか ? C:「情報安全」になると,法律に近くなる;例えば,内心は「悪いこと」を考えてい ても,実際の行動として不適切なことをしなければよい;「モラル」と呼ぶと心の問題 になるので,日常モラルをベースにした情報モラルになるのでは? C:「規範意識」という言葉→今後の学習指導要領に影響する? →(参考)第165回国会における安倍内閣総理大臣所信表明演説(平成18年9月2 9日) http://www.kantei.go.jp/jp/abespeech/2006/09/29syosin.html 3.その他 <フォーラムの話> ML記事[iec-ken 2744] および BBS記事00501 を参照 今回は時間,プログラム内容,各役割分担について議論 今回の議論で決まった(提案された)形式的なこと: ・タイトル・テーマ:「第16会情報教育フォーラム 例会200会記念…これからのIEC」 ・日時:11月12日(日) ・場所:関西学院大学梅田キャンパス1405室 ・会進行: 12:00〜 準備(IECメンバー集合) 12:30〜 受付開始 13:00〜 開会 13:00〜13:10 開会挨拶(中條先生)挨拶だけでなくIECの紹介(部会も含む)込み 13:05〜14:25 部会報告(各部会15分×5;質疑は基本的に無し) 14:25〜14:45 休憩(ソフトドリンクサービス) 14:45〜15:45 パネル報告「IECとの出会いとその後の私」(各10分×5) 16:45〜16:15 (全体の)討論 16:15〜16:20 閉会挨拶(田中先生) 17:00〜 懇親会 ・対象:IECメンバーと外部参加者 上記に関する議論詳細: ☆記念講演→パネル討論について 記念講演を石桁先生にお願いしていたが,校務でNG 横山先生原案 記念講演の代わりにパネル討論(IECとの出会いとその後の私−IECのメ リット/デメリット) パネル登壇者 司会:中村先生 パネリスト:西野先生,中西先生,野部先生,下倉先 生→内諾はいただいている(各10分程度) →以上でどうだろうか? →西之園先生をコメンテータにする案があったが,他のご予定ありNG;他に誰かおられ ないか?家本先生? →大・高・高・専門学校になっているので,会員構成とのバランスがとれていない;大 学の学生に差し替えたら?高専がないが→下倉先生で充当 →短大(新田先生)を追加 →男女比率への考慮(必ず両性いるように)をした方がいいのではないか? →“デメリット”については内容として外したくないが,タイトルとしては案はないか ?;「IECから学んだもの,期待するもの」に副題を変える →タイトルは過去に焦点が当たっている;今後の未来につながるものを副題に入れたら どうか? →タイトルだけ残し,副題を消す;パネルそれぞれの報告タイトルをつける→中村先生 にはもとの副題の趣旨をパネル各先生に伝えていただき打ち合わせしていただけないか ☆各部会報告について 各部会報告をする;部会の報告テーマと報告者を代表者の先生に報告いただく 倫理研:本日の発表 村田先生「初等中等教育における情報倫理教育」 システム:江見先生「インストラクショナル・デザイン」 数理:矢島先生「未来志向の数学教育」 高等教育:調整してください(正木先生を原案として) 初中研:秋山先生(テーマ未定) ☆IEC本について IEC本原稿(横山先生あて);本日(10月8日)締め切り;今後の校正は難しい(ので無 し);レーダーチャートは無くても可;もともとの原稿執筆要領はML(BBS)記事参考 タイトル案「情報教育の課題と展望−情報教育学研究会(IEC)200回例会記念誌」 →「情報教育の課題と展望−情報教育学研究会(IEC)200回例会記念*論文集*」 →「ですます調」「である調」が混在している?「情報教育の課題と展望−情報教育学 研究会(IEC)200回例会記念*論集*」 →原則「ですます調」,しかし修正間に合わない可能性ありなので,混在可にする ☆参加対象者,広報,当日受付について 公開か?→外部参加は認める;関係学会・研究会等のMLに投げ広報する;関学の公開講 座などを広報するところで伝えてもらったらどうか(会場が関学の梅田キャンパスなの で) →案内の担当者,どこに流したらいいか?どこのMLに投げるかとそれぞれの担当者を決 める →情報処理学会・CE(江見先生),信学・ET(不要・重なるので),JSiSE・関西支部 (高橋先生),私情協(不要),近畿情報連合(各都道府県別に個別依頼;まずは大阪 府から?近情にまとめて流してくれというのは無理;IECとして田中先生が近情連に流 す→高橋先生がそれをまた個別に流す) CIEC(?まずは事務局に相談;江見先生) →各MLに流す前に,IECのwebに予定をUPする(その後,URL込みのメールをMLに流す) 外部来訪者への対応として,当日の受付を決めておかないと→高橋先生に受付担当者な ど手配お願いする ☆その他 フォーラム用には50万円予算あり・・・阿濱先生が会計 フォーラム実行委員長は中條先生と田中先生 発表時,会場にはプロジェクタはある;レジメは各自印刷して持参 情報倫理(高校副読本)会員で持っていない人が多いようであれば配布(3,40冊ほど 購入して持参) 情報モラル冊子→参加者には配布;費用フォーラム会計から;参加無料 配布物:(1)情報モラル冊子(2)式次第(田中先生作成・印刷)(3)「光と影」(IECメン バーのみ) 掲示物をどうするか?(パネラーの名前札,貼り紙,看板など) 田中先生が作成して 工藤先生がプリントアウト ドリンクサービス→予算1万円まででお菓子とソフトドリンク,紙コップ等(西本担当 ) 懇親会→50人参加として考えると・・・サンルートホテルは?(一人当たり6〜7000円 +会場費)(下倉先生担当) フォーラム会計からは半額補助と考え,会費を2〜3000 円徴収で 次回12月は3日に例会(グループ枠はシステム研)+忘年会(横山先生幹事?) 部屋は1404になっているのに注意