第205回IEC研究会議事録 日時:2007年4月8日(日) 13:30〜17:00 場所:関学大阪梅田キャンパス 大阪市北区茶屋町19−19 アプローズタワー14階 電話:06−6485−5611 http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/ 司会:横山 書記:矢島 出席:横山、角南、中條、岸田、小島、高橋、岡本、中村、正木、野口、石桁、河野、竹嶋、中西、江見、矢島、阿濱、西出、田中(秀)、荒木、下倉、新 田、西本、田中(規)、野部、石川、小谷、工藤 見学:奥田 内容: 1.会務(諸会連絡・報告,情報回覧等) 3月6日(火)-8日(木) 情報処理学会全国大会 早稲田大学 大学のカリキュラムの2006年IPSJ版の提案の発表 3月31日 京都大学大学院情報学研究科公開講座 回覧物「夢のある情報教育に向けてー高校と大学の連携をいかに進めるかー」 9月12日(水)-14日(金) JSiSE全国大会 信州大学 6月29日発表申込締切 9月1日(土) 電子情報通信学会教育工学研究会 大阪府立高専 5月19日(土) 情報処理学会CE研究会 桃山学院大 JSiSE来年3月特集号「情報教育」になる予定 グループ枠を各グループ年1回とし、新たに200回記念誌の内容を発表する枠を設ける。発表順は後日決定する。 2.研究報告 (グループ枠・60分) ・惑星の軌道計算ソフト 公転速度・視点・座標軸(天動説モード)変更 ・「Developing E-learning and Communication Environment to Support Displaying Math Equations」江見圭司 MathMLの入力の煩雑を解消することが可能となるInfty Editorに関する報告。 ・基礎数学教育の対面授業ブレンド型eラーニングの実践と評価 スライドを用いた授業では演習時間が確保できるという利点 eラーニング 3週に1回スクーリングするブレンド型 eラーニングはできる子には効果的 質疑応答(Aは発表者とは限りません) Q:通常授業は出席が大きく関係するが、eラーニングを脱落しかかったときに何か補助をしたのか。 A:オフィスアワー以外のメンターは特に多くない。視聴時間の測定は費用がかかるのでやっていない。 Q:コツコツアクセスする人がeラーニングに向いているということか。 A:そういうことです。 Q:できないと次にすすめないシステムが脱落者を増やすのでは。 A:それもあると思う。 Q:予定よりも2倍かかっているがどうのような要因か。 A:進めてみてから予定外に時間がかかることもある。 Q:板書とスライドとeラーニングでは全く違う。対応が違うということなのか。 A:スライドは中層には演習時間が増えて効果的、eラーニングは高層に効果的。クラス分けをして授業形態を決定する方向でも考えている。 Q:最初の判別テストがないから、もしかしたら下層が中層にあがっているのかもしれない。 A:その可能性もある。 Q:自分がどのような学習をしたら成果があがったと感じられるかが分からない学生がいるので、その人たちはそれを見つけることができないと何をしてもだ めではないだろうか。 A:成績だけで見ているので、それは確かに別な質的な問題になる。 C:大学教育学会の浅羽先生の発表が参考になる。 Q:数学が基礎科目になっているが、基礎とはどんな意味か?これができなければ先に進ませないという基礎なのか、それとも先の勉強の基礎というものなの か。 A:基礎とは何かということも教えていく。基礎となるべきものが何かを提示していく。 Q:あとで必要になるということは言っても通じないから難しい。 A:どうしてもゲーム的な授業になってしまう傾向がある。 (自由枠・60分) 「企業における情報を取り扱う業務と必要な能力・知識」竹嶋 Q:会社はこれ全部やっているのか。 A:やっているが内部で完全な分業ができているわけではない。兼務したり、外部の力を借りていることはある。 Q:認知科学より経験では。 A:認知科学がおかしいのかもしれない。 Q:学問として勉強しているが大学にSEを作ることを期待されるのはどうか。ここまではできない。 A:企業では自前で全ての教育をした。今は、引き抜いてでも能力のある人を採っている。 C:経済産業省「社会人基礎力」をキーワードにすると、企業の「求める人材像」調査の資料があるので参考にするといいが、今日の資料はそれとは違う。 C:最上流工程ができる人間を増やせば会社が大きくなっていく。 Q:何をポテンシャルとするか。 A:問題解決力。面接で判断する。 参考資料 大学教育の「職業的意義」について 本田由紀 大学改革の海図 矢野眞和 3.その他 今後の活動について 5月は1401室 6月、7月第2日曜日