第207回IEC研究会 日時:2007年6月10日(日) 13:30〜17:00 場所:関学大阪梅田キャンパス 大阪市北区茶屋町19−19 アプローズタワー14階 電話:06−6485−5611 http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/ 司会:下倉 書記:矢島 出席者:下倉、石桁、角南、福田、中條、新田、小島、岸田、高橋、中村 (州)、中西、矢島、田中(秀)、荒木、福森、河野、竹嶋、畑、中村 (民)、西本、石川、工藤、田中(規) 欠席(連絡済):河俣 見学:京塚、田井、政木、鈴木、梶木 内容: 1.会務(諸会連絡・報告,情報回覧等) 報告: New Education Expo 2007 in 東京 http://expo.uchida.co.jp/ 内田洋行 5月19日(土) 桃山学院大学 情報処理学会CE研究会 江見先生がグラフ電卓の話題で発表 モバイルコンピューティングという名前で扱った方が良いという意見あり。 (計測器という方が適切)。 連絡: 6月20日・21日 New Education Expo 大阪 OMMビル 6月23日・24日 JADIE第3回全国大会 北海道大学 関学大阪梅田キャンパスは遠隔会場 23日1407教室 24日1002教室 変更可能性あり 7月7日 第90回情報処理学会CE研究会 独協大学 教科情報試作教科書について JSiSE全国大会 発表申込締切6月29日(金) 回覧物: New Education Expo 資料 ・「新しい教育基本法について」文部科学省 http://www.mext.go.jp/b_menu/kihon/houan.htm ・学校評価:これからの学校はどうあるべきか 天笠茂(千葉大学) ・教員のICT活用指導力向上のために 清水康敬 ・世界の教育の情報化と日本の教育の情報化 坂元昴 ・情報モラル指導 やれば変わるきっかけに ・バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守るために 最終報告書 バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会 ネットワークセキュリティワークショップin越後湯沢2007 http://www.yuzawaonsen.gr.jp/conf/ ・マイクロソフトセキュリティインテリジェンスレポート Microsoft ・ITセキュリティカフェ-見習いコンサルの事件簿- 白浜シンポジウム新聞 http://www.scss-jp.org/ 第11回サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム プログラム 福岡伸一「生物と無生物のあいだ」講談社現代新書 福岡伸一「もう牛を食べても安心か」文春新書 朝日新聞特別報道チーム「偽装請負」朝日新書 第10回コンピュータ犯罪に関する白浜シンポジウム パトリシア・リン・ダブィー/石田理恵[訳]「ねこは青、子ねこは黄緑」早川書房 2.研究報告 (200回記念論集枠・60分) 下倉先生「情報は連携することができる教科である」 一般教科としての情報は他教科の教員からの理解が得られていなかったが、 他教科連携することで十分意味のある教科になる。 -情報教育の意義- ネット加害者・被害者になる可能性 しくみを知ることで安全に利用 -他教科との連携- 指導要領に他教科との連携を図ることが記載されている -情報と国語- -情報と地理歴史- -情報と数学- -情報と理科- -情報と外国語- -情報と保健体育- -情報と芸術- -情報と家庭- に対する具体的な連携例について発表 Q:情報の先生が全部やるのか? A:他の教科の先生と一緒に作っていく。 Q:情報科からみたらアピールはあるが、他の教科からみたらやろうと思ったらで きるけどやろうと思わないということか? A:そういうことだと思う。突然表れた教科だから。新しい人が連携の方法を考え ていく。 Q:なぜ情報は独立しているのか。大学ではリテラシー教育いらないのでは?PC を使った専門科目にするべきでは。 A:今まで使わなかったから使わなくてもいいではないかという考えで浮いている 。高等学校で十分な情報教育ができているわけでもない。 C:時間をかけてもこの状態は変わらないのでは。情報を教えている先生がどんな 教育観を持っているのか。教養が専門の基礎であるという考え、方法論を教 えるべきだという考え、専門教育を総合化するという考え、がある。情報教育を 担当する先生の教育観が大事。狙いは何か。 A:生きていくための力を情報教育単体では身に付けさせることができないものが あるので、連携させたいと考えている。 Q:同じ論法でどのような題材も教科として必要だということにならないか。 A:コンピュータは世界情勢や人の生死にも関係のあるものという意味で、生きる 力を育むという意味で教科とする意義がある。 C:東京都が教科情報に否定的。必修から消える可能性がある。 C:米国ではコンピュータ科学やアルゴリズム重視の動きがある。日本も何かにフ ォーカスするべきでは。 (個人枠) 西本先生「リテラシー科目における動画教材の利用」 実践報告 Wordでの図の利用の操作を説明するFlash教材 口頭のみの一斉教示が不可能な状況への対応。学生の態度の問題。 一般的なものよりも授業でやることをコンテンツとする。 Q:高校の授業みたいではないか Q:操作以外でも使えるのではないか。例えばプログラムソースの書き方(括弧を 必ず対応づける)などを示すときに。 Q:ファイルサイズは? A:数百キロバイト程度におさまる。 Q:学生には苦痛ではないか。 A:あまりそのようには見えない。 Q:必修科目なのか。 A:必修科目なので様々な人がいる。 Q:動画を見る仕掛けがいるのでは。 A:仕掛けがないと見てくれないことが多い。 Q:読み取れているのかを確かめる方法は? A:確認するための課題は必要だと思う。 角南先生「プロダクト開発における事例発表の価値」 情報教育への違和感 オペレーションは学びの本質か? 事例発表に関して 新製品のプロモーションみたい。 専門外すぎる。 発表がよくないのではないか。 プロダクトの質≠発表の質 事例発表には教育的観点が必要で教育的観点がないものは拡がらない。 制作日誌の情報価値。宝の山ではないか。 商業的価値と教育的価値 クオリティとプロモーション 両立しないことが多い。 C:事例は重要な教材。学校と企業では違う。学校では教え込むための教材、企業 では問題解決のヒントとして蓄える。自分で事例を探す。 C:企業は教育ではなくてトレーニング。学校はエデュケーション。大きく異なる 。 Q:制作日誌は先生にとって価値があるのか学生にとって価値があるのか。 A:両方にとって価値がある。 Q:プロダクトの意味は? A:例えばWebサービスや学生と一緒に取組むシステム開発など。 Q:事例の発表はプロダクトなのか。すでにできたものを使った成果では制作日誌 などは入らないが、そのような事例発表はだめなのか。 A:制作物がなくても教育学的な狙いや振り返りがあればよいということ。 Q:プロセスの見える化を進めることが大事ということか A:その通り。 3.その他 今後の活動について JADIEの団体会員は継続しない。個人で参加する。 全国大会の論文集代をフォーラム会計から補助する。 (ここの部分確認) 次回 7月8日 13:30〜 (グループ枠) システム (自由枠) 中村(州)先生 福田先生