第253回IEC研究会議事録 日時 : 2011年7月10日(日) 13:30〜17:30 場所 : 関学大阪梅田キャンパス 大阪市北区茶屋町19-19 アプローズタワー10階1002番教室 電話:06-6485-5611 http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/ 司会:奥田 書記:中村(州) 出席者:奥田,石川,中西,井口,江見,梶木,中條,広田, 石井,矢島,小谷,田中(規),西本,田中(秀),中村(州) 欠席者:福田,河野,横山,工藤 (敬称略) 内容: 1.会務(諸会連絡・報告,情報回覧等) ・回覧資料 朽ちていった命―被曝治療83日間の記録 (新潮文庫,2006/9) NHK「東海村臨界事故」取材班 原発のウソ (扶桑社新書,2011/6) 小出 裕章 生物学的文明論 (新潮新書2011/6) 本川 達雄 砂の文明・石の文明・泥の文明 (PHP新書,2003/10) 松本 健一 2.研究報告 13:45-17:10 (グループ枠)「システム研」グループ ■「Moodle2.0と情報機器の教育活用」 〜大阪国際大学情報教育センター報告書より〜 大阪国際大学現代社会学部 石川高行,矢島彰 経緯-当初はe-Learning用に導入,現在は枚方キャンパスで全授業の補助として使われるに至った。 解説-Moodleを使っていない人のため,使ったらどのようなメリットが先生や学生にあるか。 現状報告-世界の中で日本を含むアジアで利用が進んでいない。 (C)アジアで普及しないのは,各国の事情があると思う。たとえば,中国ではサーバーを保持できず, 韓国では独自開発しているからだと思う。なお,タイでは,国家レベルで推進しているので例外的に 普及しているのではないか。 (Q)コンテンツの保存期間は? (A)動画を扱う講義を除いて,大きなファイルを利用していないので今のところ削除はしていない。 (C)作問機能はないが,大きなファイル利用が可能なファイル共有サービスのSkyDriveの利用も一考。 (自由枠) ■「デジタル教科書を活用した大阪教育大学附属池田小学校4年の公開授業を観て」 〜New Education Expo 2011(6/15-16 OMM)に参加して〜 京都情報大学院大学院生 奥田茂人 感想-電子黒板の使い方について。 (Q)電子黒板利用の今後は? (A)急速に普及することはないと思う。なぜならば先生がどう使いこなすかに問題があり格差が生じるから。 (C)PPT利用と同様に,コンテンツの維持や事前確認をしないで講義することになりかねない。 (C)PPT利用と同期が取れないだけではなく,普通に板書する講義に比べて学生の満足度は低い。 その後,電子黒板から離れた関連話題で議論が白熱。 ■「可視化による論文作成支援」 〜構文解析と英語自動翻訳を利用した方法論とその具現化〜 NPO情報化ユートピア 中村州男 構成・接続詞・文種・主語の可視化と試作したソフトのデモンストレーション 構文解析器(日本語-CaboCha,英語-Apple Pie Parser)や自動翻訳を使った文の可視化と試作したソフトのデモ (C)GUIではなく,CUIでバッチ処理できるとありがたい。 (C)解析に必要な辞書もGUIでメンテできるとよい。 (C)「の」の多重利用など指摘された内容を直さない方がよい場合もある。 3.その他 ■256回記念会(第20回フォーラム)のメインプログラム案について ------------再掲-第249回議事録より---------------- IECフォーラム20回の奇跡。 パネラー形式 IEC研究会の発展を4期にわけて語る。 ・創成期…西之園先生,石桁先生,細川先生のどなたかが語る(案)「パワー社 知恵」 ・ネット黎明期「光と影」…高橋先生 ・教科「情報」黎明期 …西野先生あるいは森本先生 ・部会活動活発期…200回記念以後。中西先生。 ------------------------------------------------- (フォーラムを振り返る) 第1期(1989-1995) 石桁先生あるいは細川先生あるいは西之園先生 第2期(1996-2000) 西野先生あるいは高橋先生 第3期(2001-2006) 森本先生 教科「情報」 第4期(2007-2011) 中村(州) モデル化とシミュレーション,インストラクショナル・デザイン ■256回記念誌執筆要項検討 ■256回記念誌タイトル 情報教育の進展と再構築 ◆ 中村州男さま、早々の議事録(7月)報告ありがとうございました。 次回定例(254回)研究会は,8月がお休みで9月11日(日)13:30〜 於7月と同じく1002講義室です。 ◆ 何度か事務局から、年会費未納の件が流れています。 みなさま、お忙しいこととは思いますが、ご協力よろしくお願いいたします。 ◆ それから、フォーラム20(定例会256)回<記念誌>の原稿を募集いたします。 8月10日頃までを一応の原稿締切、長くても8月一杯の予定で進行させて頂きます。 ただし、詳細内容に関しては、江見先生の方からMLで、報告がありますので、それを参考にしてください。 それから、印刷に関しては、まだ連絡できていませんが、前回同様横山先生にお願いすることになりました。 その節は、よろしくお願いいたします。みなさん、ふるって原稿の用意をお願いいたします。 以上