第290回研究会の記録 日時:2014年12月7日(日)13:30-17:30 場所:梅田サテライトオフィス(谷岡学園) 場所:谷岡学園 梅田サテライトオフィス(グランフロント大阪タワーA16階) 司会:中西 書記:横山 参加:中西、高橋(参)、西之園、正木、森本、広田、山室、中條、江見、梶木、 米田、安谷、宇野、矢島、中村(州)、工藤、横山 欠届:石桁、河野 内容 ------------------------ 1.研究報告(自由枠) 『学習開発としての研究プロジェクトについいて』西之園晴夫 1)地域開発における土着知識を活用した三者協働と職能生涯学習 主坦:堀出雅人 所員・京都華頂大学助教 国際的に話題になっている土着知ならびに三者協働の概念を地域開発に適用した。 京都府南丹地区において、食材を中心として消費者・加工流通業者・生産者の 三者協働を構成する準備をしている。これら職能の協調自律学習の遠隔 教育の 実現で、地域開発に貢献していく。 ・関連発表:日本教育工学会 2014年度第5回研究会(2014年12月13日(土)、 椙山女学園大学) 2)情報教育における高校教育と職業能力評価規準の連続性ーー>資料配布あり 主坦:高橋朋子 所員・大和大学講師 情報教育のカリキュラム開発について、企業などで求められている職業能力の 視点からアプローチしている。 中央職業能力開発協会(JAVADA)がとりまとめた「職業能力評価基準」 (http://www.hyouka.javada.or.jp /user/outline.html、50業種248職種の約 6,500の能力ユニット、能力の記述は「・・・できる」ではなく、「・・・を 使って・・・している」:平成25年5月現在)から、8業種について情報関連の職 業能力をリストアップして、情報教育に関連する能力をまとめ、高 校教育との 連続性について考察した。 ・別途配布資料あり ・関連発表:日本教育工学会第30回大会(2014年9月19日(金)〜21日 (日)、岐阜大学 ) 3)英語の学習意欲の乏しい学生のための英語カリキュラムの開発 主坦:東郷多津 会員・京都ノートルダム女子大学准教授 必修科目の英語の単位未修得者を対象とした授業の開発をきっかけとし、一般 の英語教育におけるチーム学習と学習遅進者に配慮したカリキュラムの 開発を 行なった 今後は、反学習行為(anti-learning)に対応する指導方法の開発に発展する予定 4)教員研修と教員養成のカリキュラム開発と実践研究 主坦:望月紫帆 所員・奈良教育大学特任准教授 2008年度から受託した京都市中学校初任者研修会での多人数チーム学習をきっ かけとして、3年間は完全な受託事業であった。 その後は京都市教育委員会主催で講師ならびに受講状態の記録・分析を行った。 2〜3年経験者の学校でのチーム学習による自己研修 大学での教員養成課程でのチーム学習の研究 -------------------------------- 2.会務(諸会連絡・報告,情報回覧等) 1)高橋(参) 11月29日 日本情報科教育学会第7回フォーラム(奈良県新公会堂) 12月20日 第2回情報学教育推進コンファレンス(日本大学文理学部) 2)安谷 12月6日 ICTE/「第63回ICTE情報教育セミナーin大阪」(CIVI北梅田研修セ ンター) 3)横山 12月14日 社会人基礎力を意識した学生による『第6回 プレゼンテーション・ ワークショップ』(大坂電気通信大学駅前キャンパス) -------------------------------- 3.研究報告(グループ枠:情報倫理教育研究グループ) 『WebならびにDVD教材を活用した情報倫理授業』 ※事前配布のテキスト「スマホと情報モラル」について、ご意見あれば、メール を下さい。 発表概要ーー>パワポ資料配布あり ○情報倫理の授業 ・情報メディア学科1回生、教職必修科目 教科書は、「インターネットの光と影」Ver.4 Ver.5 ・学習支援運営ツール(C-learning)の活用 ○DVD教材、Web教材の利用 ・情報倫理映像教材DVD 「ネットワーク社会の光と影 〜進展するIT社会とどう向き合うか〜」 「ケータイ社会と情報モラルVol.2〜スマーフォンの利便性と危険性〜」 企画・発行:NHKソフトウェア ・情報セキュリティ対策の基礎知識DVD-ROM IPAのもので、様々な脅威と対策が分かりやすい(30〜40分) 感想文、アンケートをC-learningで。 ・著作権なるほど質問箱 文化庁にある。著作権の利用、個人・家庭内における利用、教育機関におけ る利用でのQ&A グループ討議、レポート提出 ○コミュニケーションツールの利用状況 メール、Twitter、LINE、FaceBookの利用状況 学生のツールは、メールからLINEに。 FaceBookは「おやじBook」に。 ○ソーシャルメディアの利用について LINEはコミュニケーションツール、既知の人へ、発信よりも共有すること。 情報通信白書のコミュニケーションツールとしての認識の違いがあり。 ○スマホ依存度 韓国のS-スケール(参考資料「ネット依存から子どもを救え」) 12名の学生に自己申告で調査した。2名が潜在的危険者、10名が一般利用者。 ----------------------------- 4.今後について ・300回記念誌の発行 会員50人で50テーマ。複数投稿も可。 ePubでする。テンプレートは、後日配信する。概要を数行で書くこと。 キーワードも書くこと。 5月連休明けの締切で検討。 この中から夏にディスカッションしていき、フォーラムへ。 ・2015年度フォーラムは、年末 12月頃 ・2月の定例会会場は、谷岡学園 梅田サテライトオフィスが使えないので、 代表幹事に一任する。 4月以降も同サテライトが有料になるので、他場所も考えていく。 ----------以上------------