第290回研究会の記録 日時:2015年1月11日(日)13:30-17:30 場所:谷岡学園 梅田サテライトオフィス(グランフロント大阪タワーA16階) 司会:中西 書記:安谷 ◆参加者 飯田 石川 石桁 江見 岡本 梶木 河地 工藤 小嶋(見学) 田中(規) 中條 中西 野部 広田 正木 矢島 安谷 山室 横山 (以上18+1名) ◆緒会連絡 ・2014年12月20日 東京 日本情報科教育学会(JAEIS) サミット会議 (中心は滋賀大 松原先生) 学習指導要領の次期改訂に向けて文科大臣に意見具申を目指す ・2014年12月6日 電通大 「子どもネット」セキュリティ関連の学習会 ネットセキュリティとモラルの小冊子を作成・配布 1月10日―12日 関学 13:00〜17:00 平田オリザさん公演 阪神大震災20周年を ◆部会発表 <数理情報> 江見先生「これまでの振り返り、次へつなぐ」 最近はスマホの話ばかりだったが、2013年ころはHTML5のことをやっていた。 阪神から20年。今は街もすっかり綺麗になった。 当時はパソコン通信がとても役に立った。 携帯電話が一気に普及した。 東日本では携帯をみんな持っているので逆につながらず、無線ランルーターが役立った。 通電していたら家が壊れていても使えたため。 今の日本と海外の常識の乖離。国際化は英語だけではないはず。 アルゴリズム 阪急の自動改札機のアルゴリズムは? JR東の自動改札機のアルゴリズムは? 品川で乗車して、さいたま新都心〜大宮の回数券で大宮で下車すれば、キセルはできる? ⇒緑の窓口で購入したチケットには入場記録が初めからスタンプされているらしい。 日頃の何気ないことからでもアルゴリズムの問題を考えることができる。 HTML5認定試験 題1の波 農具 狩猟・採取社会 第2の波 蒸気機関 農耕社会 第3の波 コンピュータ 情報社会 第4の波 ハイコンセプト コンセプチュアル社会 ← 現在はココ 数理情報の当初の5つの目標の再分析 1.情報Bの範囲は全てのコンピュータ科学基礎、プログラミング、アルゴリズム 2.モデル化とシミュレーション 離散と連続などの内容が難しい ギャップが見られる プログラミングはどういう言語を使うべきか 3.コンピュータを指向した算数数学教育 キーワードは離散量と連続量 統計教育が必要か しかし、現在の統計学習は数学的ないようから逸脱している? 4.コンピュータを指向した理科教育 研究者の大衆化 コンピュータによるデータ処理ができないサイエンティストは駄目 コンピュータを用いた簡単なシミュレーションは実験研究者では当然のリテラシー コンピュータの中と現実世界との対応がつけることが重要 インストラクシャルデザイン ガニェの教授方略 認知的・・・言語的情報 知的スキル、認知的方略 運動的・・・精神運度的スキル 情意的・・・態度 ガニェの9教授事象Knowledge、skill、attitudeの区別を 障害者への配慮も分析対象に(ユニバーサルデザイン) 情報教育でも体験が必要 手で触ってわかる教材など 理数学習の重要性 離散数学 数列(漸化式=差分方程式)グラフ理論 集合論の基礎 ブール代数 などは学ぶ必要がある 日本などは整数文化圏?であるためにグローバル化の妨げになっている?? 数学を教えながら英語を教えることも重要!? 可算名詞と不可算名詞 数と量 Schoolやlunchの違い 英語の場合はランチに冠詞がつかない?故にアメリカでははじめに量分数を教える 量 離散量と連続量 外延量と内包量 度と率 プログラミング 何もかも自動でやってくれるため、根本原理を分からせることができない 数学教材のWeb教材化が今後必要 質問 教科情報の役割とは? 幼稚園から高校まで統合的に見ていく視点が日本では欠けている? 情報科教員は兼任が多い。 数学の理解に情報としてやれることがある? コンピュータや技術が介在していることを教える必要はある 系統立てた学習を進めていく必要がある 何を残し何と取り上げるのかを今後議論していく必要がある ◆閲覧書籍 ・「若者と労働」濱口桂一郎 中公新書クラレ(2013) ・「主体的な学び」第2号 反転授業がすべてを解決するのか (2014) ・「英語展望」1月5日発行(2015) ・「異端の統計学ベイズ」シャロン・バーチュ・マグレイン 富永星訳 草思社(2013) ・「驕れる白人と闘うための日本近代史」ドイツ語原著松原久子 田中敏訳 文春文庫(2008) ・「科学哲学者 柏木達彦の多忙な夏」冨田恭彦 角川文庫 (2009) ◆京都コンピュータ学院 小嶋さん <ポートフォリオプラットフォームについて>(ITスキルに関して)のアナウンス ■後半の報告 ★HTML5プロフェッショナル認定資格のご紹介★ LPI−JAPAN 有留由記さまより話題提供 ➠Linaux技術者認定試験 OSS-DB技術者認定試験 HTML5プロフェッショナル認定試験 2014年10月28日 HTML5正式勧告 何故 今HTML5なのか スマホ増加によって人口より所持デバイスが増加している スマートデバイスの登場によってパラダイムの変化 ⇒ ネット利用もモバイルが増加 HTML5の主な機能 レスポンシブなWebデザイン フォームの入力補助やチェック機能などが充実している 動画や音声データをHTMLからシンプルに扱える 様々なAPIが追加される オフラインでも操作が可能 見るデバイスの幅によって画面調整がされる HTML5は、様々な分野で既に利用されている。 見る端末が異なる時にこそ活用できる。 様々な業界で需要があると思われる。 Webデザイナーが求めている技術として、Javascript HTMLコーディング 3位にHTML5 43.6% インターネットエクスプローラーが対応していないために普及が鈍い・・・? 技術力の可視化のため、スキル証明のために認定試験を活用してほしい 適正価格かどうかの判断のためにもHTML5の勉強は必要なのではないか 試験の二つのレベルは今後変更する可能性あり 企業にとってHTML5認定資格者がいるメリット 確実な人材評価規準 業界からの高い信頼 サービス・技術力の差別化・優位性の確立 これからのHTML5の可能性 htmltest.com によると クロームが一番html5と相性が良い? ◆次回の開催場所について 2月の会場については、後日MLにて連絡、西宮方面にて検討中。 3月の会場は、今月と同じ場所を確保。4月以降は、今のところ予約はしているが未定。 なお、使用料が発生するかもしれません。 (事務局注記) 「WAVEウェーブ」<西宮市 男女共同参画センター>の4階にある『414号室』 (アクセスマップほか:http://www.nishi.or.jp/contents0002286400040009600582.html) 参照:[iec-ken_ml 4521] 0114 IEC 2月 定例会会場 の おしらせ ◆300回記念誌について 震災 スマホ ソーシャルゲーム などの内容で ページは2枚か4枚 可能であれば一太郎ファイルで 1人何本でも一応は可能 マイナスやプラス両面の内容で記述していく 編集は江見先生が行う ----------以上------------