情報教育フォーラム活動について

　私達の情報教育学研究会は、毎年、「情報教育フォーラム」を開催しています。1990年に「情報社会と情報基礎」（第一法規出版）を出版し、記念フォーラムを開催したのが始まりです。この後、情報社会の到来、情報教育の実施が進む中、多くの方々にこの本を愛読頂いています。また、平成６年には、この本の全面改訂も行いました。
　この間、少なからず印税が入ることとなり、私達は、印税の一部を使ってフォーラムを開催することを思い立ちました。今では、年に一度、恒例の情報教育フォーラムとして知られるようになりました。
　1996年には「情報教育の知恵」を発刊し、1999年には、その「情報教育の知恵」を改訂しました。
　そして，2000年9月には、「インターネットの光と影」を発刊することになりました。おかげさまで、新聞や雑誌に取り上げられるようになり、「日本図書館協会選定図書」にもなりました。大学をはじめ多くの学校や研究機関で、情報倫理に関する講義や研修の教科書として採用されており、この1年間で7000部を完売（2001年8月末時点）いたしました。研究会として光栄に思います。
　このフォーラムは、日頃の私達の情報教育の研究成果や主張を発表する場となっています。そして、このフォーラムは、教育実践に重点を置き、その時々のタイムリーな話題の提供をベースに、参加者と開催者が膝を交えたディスカッションを重視していることが特徴です。

　情報教育について話し合い、将来について展望するだけでなく、日々の授業に役に立つ情報教育の内容や方法を持って帰っていただけると思います。
　しかし、実は、もっとも皆さんに有意義な時間は、フォーラムの最後のプログラム、Ｂｅｅｒ＆Ｔａｌｋかも知れません。同じ教育目的を持った方々との一時は、心から充実した時と言えるでしょう。

これまでに開催された情報教育フォーラム